故郷やどちらを見ても山笑ふ―。眠っていた山々が芽吹き始め、生気あふれ出す情景を、正岡子規はこう詠んだ。その淡い緑は少しずつ濃くなり、みずみずしさが増してきた ▼間もなく訪れる山滴る時季に誘われるかのように、登山シーズンが幕を開けた。山開きが集中し、あす18日は安達太良山などで予定されている。磐梯山は残雪が多く来月に延期され、会津駒ケ岳や燧ケ岳など、夏まで待たなければならない峰もある ▼山開き前に雪...
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