19世紀、フランスの探検家は太平洋のポリネシア諸島に暮らす人たちが海を越えて文化や言語に同じような特徴を持つのは、かつて存在した大陸の住民の生き残りだからだと考えた。そして、点在する島を海に沈んでしまった大陸の峰々とみなした ▼こうした考えが「ムー大陸」「失われた大陸」といった疑似科学的な言説につながったという。実際は島の人々は西洋の帆船がたどり着く前からカヌーで2千キロ以上も移動し、文化圏を広...
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