福島市と菓子メーカーのカルビー(東京都)は、同市の「納豆消費額日本一」を発信するため、新商品の開発に乗り出す。菓子を作る予定で、同市の”納豆愛”をPRし、「納豆のまち」としての浸透を図る。木幡浩市長が28日の記者会見で発表した。
同市は総務省の家計調査で、納豆の年間購入額が2015~24年の10年間で7回、日本一となった。新商品の開発に向けてプロジェクトチームを結成し、来年夏ごろの販売に向けて検討を進める。
プロジェクトチームは、カルビーと同市職員のほか、市内で納豆料理を提供する飲食店関係者、大学生らで構成する予定。ワークショップで「なぜ福島市民が納豆好きなのか」などを探りながら、商品のパッケージデザインや味、PR方法などを検討していく。東北エリア限定での販売を想定している。
木幡市長は「納豆消費額日本一を維持しながら、福島市の認知度向上にもつなげたい」と語った。
参加学生を募集
同市はプロジェクトチームに参加する大学生、短大生、専門学校生10人程度を募集している。
事業参加や地域の課題解決策の提言などに取り組む「こくりナビ」(https://logoform.jp/form/PBtX/844795)に登録して応募する。募集期間は9月18日まで。