東京商工リサーチ郡山支店が1日発表した8月の県内企業の倒産(負債額1000万円以上)状況によると、倒産件数は8件(前年同期比2件減)で、3カ月連続で10件未満となった。負債総額は10億円超の大型倒産がなく、8億3100万円(同5億5700万円減)だった。
地区別では県北が4件、会津が2件、県中・県南といわきが各1件。産業別では建設業、製造業、小売業が各2件など。原因は販売不振が6件と最多で、新型コロナウイルス関連の倒産が1件あった。
同支店は「主な倒産はいずれも事業継承を機に営業力が低下したケース。同様の倒産が増える可能性がある」としている。