1日の福島県内は高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上昇した。福島地方気象台によると、日中の最高気温は二本松市で37.4度となるなど県内30の観測地点のうち、13地点で9月の観測史上最高を記録した。県内では熱中症警戒アラートが発令された。
気象台によると、伊達市梁川町で37.3度、会津若松市で37.0度、福島市で36.5度など10地点で35度以上の猛暑日となり、相馬市は今年最高の35.7度だった。福島市のJR福島駅前の気温計は39.5度を示し日傘など暑さ対策をして歩く人たちの姿が見られた。
2日の県内は高気圧に覆われて晴れや曇りとなり、昼過ぎから雷を伴って激しい雨の降る所がある見込み。東北北部から前線が南下し、夕方から大雨となる可能性があるという。
熱中症疑い7人搬送
県内の各消防本部の1日午後5時現在のまとめによると、福島、いわき、南相馬、本宮、国見、磐梯、矢吹の7市町で計7人が熱中症の疑いで病院に搬送された。重症1人、軽症6人だった。
南相馬市では午後0時45分ごろ、90代男性が自宅で意識を失って倒れているのを家族が発見して119番通報した。重症とみられる。