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高額詐欺被害相次ぐ、福島県内 喜多方で2000万円、伊達で1016万円

2025/09/03 08:45

 福島県喜多方市の70代の会社役員男性が2日までに、交流サイト(SNS)で投資話を持ちかけられ、現金2000万円をだまし取られたと会津坂下署に届け出た。同署は詐欺事件とみて調べている。

 同署によると、男性は4月上旬にインターネットで投資に関するサイトを閲覧したところ、投資コンサルタントを名乗る人物からSNSを通じて暗号資産による投資話を持ちかけられ、8月14日までに指定された口座に2000万円を振り込んだ。金融機関が同署に相談して発覚したという。

 また伊達市では、70代女性が警察官などを名乗る人物に約1016万円分の暗号資産をだまし取られたと伊達署に届け出た。同署は詐欺事件とみて調べている。

 同署によると、女性は6月5日、保険局を名乗る者から電話で「あなたの保険証が使われた形跡がある。警察に被害届を提出し、被害証明を出してもらう必要がある」と連絡があった。その後、警察官を名乗る者から電話で「あなたの口座が悪用されているので、身の潔白を証明するためには、全財産を預けてもらう必要がある」と言われた。

 女性は指示に従い、新たに金融機関の口座を開設して暗号資産を購入するなどし、指定されたアドレスに送金した。

 女性は報道で同様の詐欺があったことを知り、被害に気付いた。

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