2日の福島県内は高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上昇した。福島地方気象台によると、伊達市梁川町で37.4度、浪江町で37.2度となるなど、県内30の観測地点のうち16地点で9月の観測史上最高となった。
東北電力ネットワークによると、雷の影響などで中島村や矢吹町、いわき市、石川町などの一部地域で停電した。
気象台によると、3日の県内は暖かく湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定となり、雷を伴った警報級の大雨となる所がある見込み。3日午後6時までに予想される24時間降水量の最大は80ミリ。
熱中症疑い9人搬送
福島県内の各消防本部の2日午後5時現在のまとめによると、福島、郡山、相馬、南相馬、玉川、大熊、浪江の7市町村で、計9人が熱中症の疑いで病院に搬送された。重症1人、中等症3人、軽症5人だった。
郡山市では午後1時、78歳の男性が屋外で全身脱力の症状を訴えた。重症とみられる。