飯舘村内各地で村オリジナル品種のタイタンビカス「いいたてオリンピア」が見頃を迎えた。東日本大震災からの復興への願いが込められた大輪の赤い花が、鮮やかに咲き誇っている。
いいたてオリンピアはアメリカフヨウとモミジアオイの交配で生まれた。東京オリンピック・パラリンピックにちなんで、2018年に名付けられた。花は1日で終わるが、夏から秋にかけて連日のように咲き続ける。
村役場近くにある飯樋(いいとい)地区の花畑では、約300株が次々と咲いている。見頃は今月上旬まで続く。訪れた田村市の吉田順子さん(71)は「珍しい花できれい」と話した。