郡山市駅前で1月、酒気帯び状態で車を運転し、大阪府から受験で訪れていた女性=当時(19)=をはねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)と酒気帯び運転の罪に問われた同市昭和1丁目、無職の男(35)の裁判員裁判第2回公判は9日、地裁郡山支部(下山洋司裁判長)で開かれた。被告人質問が行われ、男は、事故現場の手前で「車のエアコンのダイヤルを触っていた」と述べた。
争点は、男が故意に赤信号を無視して交差点に進入したかどうか。男はエアコン操作後に「赤信号と女性が見えたが、はねてしまった」と話した。また複数の赤信号を無視した理由について「眠気があり、目をこするなどして見落としていた」と答えた。