猪苗代町の猪苗代スキー場にモーグルの宙返りが体験できる巨大アトラクション施設「ローリングアシストマシン」が誕生する。運営するDMCaizu(ディーエムシーアイヅ、猪苗代町)のグループ会社が世界初のアトラクションとして独自に開発した。10月中の完成、年内の供用開始を目指す。
長さ67.5メートル、幅7.3メートルのアトラクションで、ゲレンデ中央部付近に設置する。ベルトで体を固定して安全バーを握り、滑車とつながった状態で斜面を滑り降りながら勢いをつけて回転する仕組みで、初心者でもモーグルの宙返りが体験できる。グループ会社の朝日機工(石川町)が「スキー版のジェットコースター」を目指して開発した。
DMC社の遠藤俊平常務は「来季からの誘客の目玉として、世界唯一になるアトラクションを国内外のスキー客にアピールしていきたい」と話している。