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「モダン・デザインの父」ウィリアム・モリスの世界に浸る 本宮で企画展

2025/09/10 09:50

精巧なデザインで表現された作品が並ぶ会場

 本宮市ふれあい美術館の企画展「ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡」は6日、同美術館で始まった。来場者が作品を通してモダン・デザインの父と呼ばれるモリスの世界観に浸っている。11月3日まで。

 英国出身のモリスは19世紀に活躍した芸術家で、芸術と日常生活の統合を目指した「アーツ・アンド・クラフツ運動」を主導したことで知られる。モリスは自然を生きる動物や植物と規則性のあるテキストデザインを組み合わせた作風で、英国にとどまらず日本など世界各国で多くの人に愛されている。

 モリスやモリスから影響を受けた作家らが手がけた壁紙やカーペット、カーテンなど計約70点が会場に展示されている。28日には、大阪芸術大教授で東京都在住の写真家織作峰子さんによるスペシャルギャラリートークも行われる。織作さんはイベントを通して、モリスの生涯に迫る。

 市と英国は当時王子だったウィリアム皇太子が2015年に同市を訪問したことをきっかけに、交流が始まった。企画展はウィリアム皇太子の同市訪問から10年を記念し、企画された。

 時間は午前9時~午後5時(最終入館は同4時半)。休館日は祝日を除く月曜日(15日、10月13日、11月3日は開館)。

 観覧料は大人700円、高校生以下無料。問い合わせは同美術館(電話0243・44・3185)へ。

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