相馬市の相馬中村城跡で22日、拡張現実(AR)技術を使って中村城を再現するアートワークショップが開かれ、参加者は歴史が息づく相馬の魅力を再確認した。市中央公民館の主催。
市民と実践女子大アートワークショップデザイン研究所の学生ら約50人が参加した。色模造紙を折ったり、貼り合わせたりしながら作った天守を基にARデータを生成。中村城跡でスマートフォンをかざすと画面に映る風景に重なってカラフルな城が浮かび上がった。
子どもたちは「きれい」「江戸時代にタイムスリップしたみたい」と大喜び。同大文学部美学美術史学科の下山肇教授は「アートの力でふるさとの良さを伝えたい。地域創生の一助になれば」と期待した。