福島県初のeスポーツ公式大会が14日、福島市で開かれ、大会参加者が格闘ゲームの実力を競った。大会に合わせ「福島eスポーツフェス」も開かれ、来場者が新感覚のeスポーツを楽しんだ。
同市の総合建設業「zero one」の主催。大会は「TWT 2025 DOJO FUKUSHIMA CUP」。ゲーム大手のバンダイナムコエンターテインメントの公認大会で、人気格闘ゲーム「鉄拳8」の世界一を決めるシリーズ戦の一つ。国内では年間を通じて42大会が開催され、合計得点の上位者が世界大会に進出できる。
国内外から75人がエントリーし、トーナメントで白熱したバトルが繰り広げられた。大会の模様は動画投稿サイト「ユーチューブ」などでライブ配信された。
会場には体験ブースが設けられ、来場者が最新AR(拡張現実)スポーツ「HADO(ハドー)」で、実際に体を動かしながら対戦した。「太鼓の達人」やトレーディングカードの体験ブースも設けられ、子どもから大人まで幅広い世代が楽しんだ。「zero one」の南祐希社長は「JR福島駅前の再開発に向けて、民間からコンテンツを盛り上げていきたい。継続して大会を開催したい」と意欲を語った。