福島県は22日、いわき市沼部町で県産高級米「福、笑い」の収穫式を行い、内堀雅雄知事らが稲刈りに臨んだ。
市内の「福、笑い」生産者有志で構成する「いわき福笑い研究会」の安島美光会長(70)のほ場で行われ、内堀知事のほか安島会長、同研究会事務局の井塚雄三さん(41)、須賀川市出身の俳優で「福、笑い」のウェブCMに出演する峰平朔良(さくら)さん(24)、いわき市出身でふくしまライシーホワイトの荒木愛香(まなか)さん(21)らが参加した。参加者は鎌を使って、黄金色に大きく育った「福、笑い」を丁寧に刈り取っていった。
内堀知事は「『福、笑い』を多くの人に食べてもらって、笑顔になってもらえるようトップセールスに努めたい」と話し、ギフト販売や観光客向けのPR、輸出促進などに注力する考えを示した。
「福、笑い」は2021年の本格デビューから5年目を迎えた。県によると、今年の作付面積は約280ヘクタールで、昨年比約1.5倍となる約1500トンの収穫量を見込んでいる。