原町商議所、高橋会頭が退任意向　後任は遠藤氏か

　１０月３１日で任期満了を迎える原町商工会議所会頭の高橋隆助氏（７４）＝５期、高良社長＝が今期限りで退任する意向を固めたことが２５日、分かった。後任は現副会頭の遠藤充洋氏（５８）＝原町港湾運送社長＝を軸に選考が進むとみられる。新体制は同商議所の役員候補推薦委員会を経て、１０月の臨時議員総会で正式に決定する。

　高橋氏は、東日本大震災発災の約半年前に会頭職に就いた。福島民友新聞社の取材に「震災、原発事故からの復旧復興、新型コロナウイルス禍など難しい経済社会環境の中でかじ取りできたことは大変栄誉なこと」とした上で、「支えてもらった議員、職員には感謝を申し上げたい。次の体制でもさらに復興を前進させてほしい」と退任の意思を示した。

　高橋氏は南相馬市出身。拓殖大卒。１９８９年に高良社長に就任。原町商議所の副会頭などを経て２０１０年から現職。

　遠藤氏は同市出身。国学院大卒。１６年から副会頭を務めている。