放射線教育、地域差大きい

　原発事故をきっかけに、放射線という言葉は私たちの暮らしの中で、かつてないほど身近なものとなりました。福島県では２０１１年度から、小中学校で独自の放射線教育が本格化し、事故後の生活に根ざした学びが続けられています。 　この連載ではこれまで、全国の放射線教育の実情をいくつか紹介してきました。広島・長崎では被爆の歴史を背景に「平和教育」として放射線が扱われ、青森では原子燃料施設を踏まえて科学技術とし...