• X
  • facebook
  • line

櫻、こそり、ラルバ、福島大が全国へ 全日本合唱東北・大学職場一般部門

2025/09/29 08:40

全日本合唱連盟理事長賞に選ばれ、3回連続4度目の全国大会出場を決めた合唱団「櫻」
2回連続2度目の全国大会出場を決めたこそり
3回連続5度目の全国大会出場を決めた合唱団L’alba
3回連続19度目の全国大会出場を決めた福島大混声合唱団

 第77回全日本合唱コンクール東北支部大会は最終日の28日、盛岡市のトーサイクラシックホール岩手で大学職場一般部門が行われた。福島県勢は混声合唱の部で合唱団「櫻」、室内合唱の部でこそり、同声合唱の部で合唱団L’alba(ラルバ)、大学ユース合唱の部で福島大混声合唱団が全国大会出場を決めた。合唱団「櫻」は、大会3日間を通して最も優れた団体に贈られる全日本合唱連盟理事長賞に2年連続で選ばれた。

 全国大会出場は合唱団「櫻」が3回連続4度目、こそりは2回連続2度目、合唱団ラルバが3回連続5度目、福島大混声合唱団が3回連続19度目となる。

 喜多方高卒業生を中心に構成する合唱団「櫻」の団内指揮の八代歩夢(あゆむ)さん(24)は「自由曲は日本語の美しさが表れた、歌うほど深みが出る曲。全国では詩本来の良さを伝える演奏がしたい」と意気込んだ。

 こそりは会津若松市を拠点に活動。鈴木雄治郎団長(31)=西会津町出身=は「自由曲は昨年と同じ組曲の別の曲を選び、物語への解釈をより深めた」と振り返った。

 安積黎明高卒業生らでつくる合唱団ラルバの代表・松本ちひろさん(28)は「県大会の演奏から、フレーズ感や音の入りを課題に取り組み、それを意識して歌うことができた」と語った。

 福島大混声合唱団は、昨年に続き自由曲に三善晃作曲の2曲を選んだ。大川原楓子(ふうこ)団長は「1曲の中で多彩な表現が求められる曲。次に向けて強弱表現をもっと突き詰めたい」と話した。

 県勢はこのほか、混声合唱の部でFarbkasten(ファルプカステン)も金賞を受賞したが、全国大会出場はならなかった。 混声合唱、同声合唱、室内合唱、大学ユース合唱の各部門に計29団体が出場し、課題曲と自由曲を披露した。県勢は9団体が出場した。大学職場一般部門の全国大会は11月22、23日の両日、佐賀市文化会館で開かれる。

 ほかの県勢の成績次の通り。(銀賞は成績順、銅賞は出演順)

 ◇混声合唱の部 ▽銀賞=Chœur sans seuil、福島県庁混声合唱団「きびたき」

 ◇室内合唱の部 ▽銅賞=会津混声合唱団、La bella patria

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line