福島県は29日、国勢調査をかたる不審メールを県内で14件確認したと明らかにした。回答者に記念品があるなどとして偽サイトに誘導する内容で、県は詐欺被害などにつながる恐れがあるとして注意を呼びかけている。
県によると、11市町村から不審メールの報告があった。国勢調査は調査員が各世帯を訪問して調査票を配ることになっており、メールで回答を求めることはない。県は「不審メールに記載されたURLには接続せず、市町村や警察に相談してほしい」としている。
国勢調査は統計法に基づき、日本の人口や世帯構成などを調べる。回答期限は10月8日で、県はスマートフォンやパソコンを使ったインターネット回答を勧めている。