人と自然の共生に関する国際的なモデル地域「ユネスコエコパーク」を巡り、只見ユネスコエコパーク推進協議会は29日、福島県只見町全域と檜枝岐村の一部が指定されている「只見ユネスコエコパーク」の登録が継続になったと発表した。同パークは2014年に指定された。
中国・杭州市で開かれた「人間と生物圏(MAB)」計画国際調整理事会(ICC)での定期審査の結果、登録継続が決まった。同推進協議会で会長を務める渡部勇夫只見町長は「10年間の活動を評価いただいた。只見ユネスコエコパークのますますの発展のため、引き続き、ご理解とご支援をお願いしたい」とコメントした。
ユネスコエコパークは、豊かな生態系を有し、地域の自然資源を活用した持続可能な経済活動を進めるモデル地域。文部科学省によると、昨年7月現在で136カ国759地域が登録され、このうち国内は「志賀高原」「白山」「大台ケ原・大峯山・大杉谷」「屋久島・口永良部島」など10地域が指定されている。