福島労働局が3日発表した8月の雇用失業情勢によると、県内の有効求人倍率は1・25倍(季節調整値)で、前月を0・03ポイント下回った。有効求人数は3万6986人で前月から0・6%減った一方、有効求職者数は2万9549人で1・6%増えた。
労働局は「引き続き求人が求職を上回って推移しており、一部に持ち直しの動きがみられる」との判断を据え置いた。
主要7業種別の新規求人数を見ると、建設業、輸送業・郵便業、医療・福祉、サービス業で増えた一方、製造業、卸売・小売業、宿泊・飲食サービス業は減った。
建設業は前年同月から20・3%増で、急な作業に対応できるようにするため雇用を増やす動きが一部であったという。