任期満了に伴い11月9日告示、同16日投開票で行われる福島市長選は9日、告示まで1カ月となった。これまでにいずれも無所属で現職の木幡浩氏(64)=2期=と新人で元衆院議員の馬場雄基氏(32)、新人の会社役員高橋翔氏(37)の3人が立候補を表明しており、現職に新人2人が挑む構図となる見通しだ。
木幡市政2期8年への評価をはじめ、JR福島駅東口の再開発事業や商業施設が撤退した駅西口の活性化などのまちづくり、人口減少対策、子育て支援と教育の充実に向けた取り組みが主な焦点となりそうだ。産業創出や、大規模太陽光発電施設(メガソーラー)に代表される再生可能エネルギーとの共生も問われる。
木幡氏は新たなまちづくりの実現へ市政の継続を強調。持続可能な新産業、子育て・教育の充実を掲げる。
馬場氏は人口減対策や県との連携強化、官民学連携による駅東口再開発事業の早期完成などを打ち出す。
高橋氏は産業創出や企業誘致、子育て世帯の支援、若者の政治・選挙への関心の向上を主張する。
9月1日現在の選挙人名簿登録者数は22万5928人(男性10万8814人、女性11万7114人)。