福島市は、桜の聖母短大などを運営する学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムが来年4月に同市に開校する小中一貫校「桜の聖母学院小・中」に、市東部学校給食センターから給食を提供する。市によると、自治体が運営する給食センターが私立学校に給食を提供するのは県内初。
地産地消の推進や郷土料理を味わう「食育」につなげるほか、共働き世帯が増える中で保護者の負担軽減を図る狙いがある。1食当たり375円で、市が助成する175円を引いた200円を保護者が負担する。
木幡浩市長と西内みなみ理事長が8日、市役所で覚書を結んだ。西内理事長は「給食サービスの提供は保護者からずっと要望があった。実現できてうれしい」と述べた。現行規定で給食センターからの給食の提供は公立学校に限定されているため、市は12月議会に条例改正案を提出する予定。