福島県は15日、今シーズンのインフルエンザが県内で流行入りしたと発表した。昨年より約1カ月早い。県は年末にかけて感染が拡大するとみて、マスク着用や手洗いなどの感染対策を促している。
県が同日公表した感染症発生動向調査週報(6~12日)によると、インフルエンザは県内48カ所の定点医療機関当たりの報告数が1.17人で、流行開始の目安となる1定点当たり1人を上回った。1定点当たりの報告数は前週(0.79人)より0.38人増加した。
県内の保育園や学校施設では既に2校が学年閉鎖している。1定点当たりの報告数を保健所別で見ると、相双が3.33人で最も多く、郡山市が2.00人、福島市が1.71人と続いた。