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品質上々…献穀米収穫、泉崎の木野内悟さん「一生懸命コメを作った」

2025/10/20 08:55

献穀者に選ばれた泉崎村の木野内さん(左)。妻和子さんと一緒に献納式に出席し、新米を納める

 11月に行われる宮中行事「新嘗(にいなめ)祭」で、献穀者に選ばれた福島県泉崎村の木野内悟さん(54)=きのうちライスファーム社長=は、同村関和久の水田で献上する新米を収穫している。木野内さんは「とても光栄なこと。社員一丸となって一生懸命コメを作った」と笑顔を見せた。

 村によると、同村から献穀者に選ばれるのは、38年ぶり2人目という。木野内さんは今春、コメを作付けした後に、村を通じて推薦を受けた。県オリジナル品種「天のつぶ」を納める。

 同社は約54ヘクタールの水田を管理。このうちの約16ヘクタールで、天のつぶを栽培している。阿武隈川から直接引いた良質な水を利用しており、夏の猛暑で高温障害の不安があったものの、今年の出来栄えは「水や土壌の管理を徹底して、高品質なコメを作ることができた。例年並みに豊作だ」という。

 木野内さんは新嘗祭に先立ち21日、皇居で行われる献穀献納式に妻和子さん(54)、箭内憲勝村長と共に出席、天のつぶの新米5合を献上する。



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