会津信用金庫、同信金の取引先でつくる「あいしんたから会」は18日、会津若松市の会津若松ワシントンホテルで文化講演会を開いた。元バドミントン日本代表の潮田玲子さんが「オリンピックで学んだ自分を言語化する力」の題で講演し、自身の経験を紹介した。
約380人が来場。潮田さんは、2008年に小椋久美子さんとの「オグシオペア」で臨んだ北京五輪を振り返り、準々決勝で中国ペアに敗れたことを「大きな挫折だった」と回想した。落ち込む時間が増える中、「とことん自分と向き合おうと思った」という。
潮田さんは気持ちを整理する方法について、ノートに感情を書き出すことが効果的だったと紹介。競技を続ける目的を明確にしたことが、同年の全日本総合選手権で優勝できた要因とした。その上で「自分と向き合った中に今の自分がある。目的を持つのが大切だ」と話した。