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自民党福島県連、幹事長に鈴木智氏有力 議長は矢吹貢一氏で調整

2025/10/23 09:35

(左から)鈴木智氏、矢吹貢一氏

 任期満了に伴う自民党県連の役員人事で、次期幹事長に政調会長の鈴木智氏(52)=いわき市、4期=の起用が有力となった。県連人事と連動する県議会の議長候補は、現幹事長の矢吹貢一氏(70)=いわき市、4期=を軸に調整が進む見通しだ。24日に福島市で開く議員全員協議会で内定する。

 新幹事長は、自民と日本維新の会による連立政権の発足を受けた新たな枠組みへの対応が迫られるほか、来年の知事選や空白が続く衆院福島1区支部長の選任など重要選挙に向けた体制構築を担うことになる。鈴木氏は政調会長や筆頭副幹事長など要職を経験。県政全般の政策に精通するほか、人脈も豊富で幹事長に推す動きが強まっている。

 矢吹氏は、選挙の実質的責任者として自民への強い逆風に見舞われた2度の国政選挙を取り仕切った。7月の参院選福島選挙区で党公認の現職を勝利に導いた実績や堅実な県連運営の姿勢が評価されており、議長候補として名前が挙がっている。

 県連の慣例により総務会長、政調会長などの県連役員と県議会人事は幹事長に一任され、24日には人事の大枠が固まる見通しだ。

 県議会の正副議長の任期は4年だが2年での交代が慣例となっており、11月の臨時議会で選出される見通しだ。

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