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看護部長に罰金20万円の略式命令 藤田総合病院、参院選投票依頼で戒告処分

2025/10/24 08:00

 7月の参院選を巡り投票依頼をしたとして公立藤田総合病院(福島県国見町)の副院長・看護部長の女性(59)が公選法違反(公務員の地位利用)の疑いで書類送検された事件で、同病院を運営する公立藤田病院組合は23日、女性が福島簡裁から罰金20万円の略式命令を受けたと明らかにした。

 同組合は女性を戒告、院長の男性(68)を指導監督が不十分だったとして文書訓告の処分にした。処分は23日付。組合は公表基準に基づき、氏名を明らかにしていない。

 同組合によると、女性はその地位を利用して看護部の職員に対し、7月の参院選で特定の候補者への投票を依頼する文書を配布して閲覧させ、投票を依頼した。女性は9月25日付で福島区検に略式起訴され、今月6日付で略式命令を受けた。女性はすでに罰金を納付したという。同組合は「職員の服務規律の確保をより徹底し、信頼回復に努める」とのコメントを発表した。

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