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鈴木結生さんたたえる みんゆう県民大賞表彰式、芸術文化賞受賞

2025/10/26 09:20

  • 動画付き
みんゆう県民大賞を受賞し、野崎社長から盾を受ける鈴木さん(右)=25日午前、郡山市・岩瀬書店富久山店

 顕著な活躍をした本県関係の個人・団体を顕彰する第35回みんゆう県民大賞(福島民友新聞社主催)の芸術文化賞を受賞した芥川賞作家の鈴木結生(ゆうい)さん(24)=郡山市出身=の表彰式が25日、郡山市の岩瀬書店富久山店で行われた。

 鈴木さんは1歳から小学5年まで郡山市で育ち、牧師である父親の仕事の関係で福岡市に転居。現在は福岡市に住み、西南学院大大学院で英文学を研究している。小学3年の時に発生した東日本大震災など、郡山での経験を原風景に作品を執筆し、福島に寄り添う姿が県民の励みになったとして受賞が決まった。

 表彰式では、福島民友新聞社の野崎広一郎社長が鈴木さんに表彰状と記念の盾を贈った。鈴木さんは「福島は物事を考えたり小説を書いたりする中で基盤となっている思い出であり、まだ乗り越えられない壁のようなもの。今回の受賞はこれから自分がやるべきことに対しての激励だと思い、非常に責任を感じている。今後も故郷の皆さんに読んでもらえるものを書いていきたい」と述べた。

 第35回みんゆう県民大賞は鈴木さんのほか、スポーツ賞にバドミントン女子シングルスパリ五輪代表の大堀彩さん(会津若松市出身)、ふるさと創生賞にサッカーJ2いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ社長の大倉智さんが選ばれた。

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