30日午前4時45分ごろ、福島県福島市佐原の佐原小でクマ2頭を目撃したと、付近を車で走行した40代男性から福島署に通報があった。同校は授業をオンライン授業に切り替えるなど対応に追われた。近くの西信中も11月5日まで、保護者による送迎の依頼と部活動の中止を決めており、教育現場にも影響が広がっている。
同署によると、クマは体長約1メートルと約0.5メートルで、敷地内の駐車場から西側の市道に立ち去ったという。また近辺の市道でも、同日午前3時50分ごろ、クマ3頭が目撃された。
福島市教委学校教育課の課長は「今年のクマ被害は例年とは別物だ」と驚きを隠さない。佐原小では28日も、前日夜に校庭でクマが目撃されたためオンライン授業が行われたばかりだった。
登校できない状況が頻繁に起こると、実技授業の時数不足が懸念されるが、「臨機応変に対応する」と同課長。オンラインでできない体育や音楽などの授業は、対応可能な科目に置き換え、登校可能日に振り替える形で実施する予定だという。同課長は「子どもたちの安全を大前提とし、学びの場の確保のため、教育現場や地域と連携を密に、慎重に対応していく」と話した。

 
									 
         
     
                     
                     
                     
                     
                     
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
                                                                                             
     
     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
     
				