考古学がもたらした数奇な運命だ。高校を卒業した18歳で昭和村文化財保護審議会委員に就任した。社会の全体像も分からない若者に「やってほしい」と声をかけてもらった。 私は家業を継ぐつもりだったが、農業にいまいち本気になれなかった。高校時代に知った考古学が気になったり、仲間と共に始めたバンド活動が楽しくて仕方なかったりしたからだ。とはいえ、遊んでばかりではいられないと思い、地元の農協でアルバイトを...
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