侍ジャパン元コーチ・白井一幸さん、夢の実現へ心構え語る

　２０２３年の野球のワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で日本代表「侍ジャパン」のヘッドコーチを務めた白井一幸さんが石川町の八幡屋で講演し、夢を実現する心構えを語った。いわき石川青年会議所（ＪＣ）の主催。

　白井さんは米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が２０歳の頃から「世界で誰よりも愛され、応援される選手になる」と目的意識を持っていたことを明らかにした。「目的を大切にして全力を尽くすことが目標達成につながる」と力を込めた。

　また、２３年のＷＢＣで侍ジャパンが優勝できた理由をヘッドコーチの目線で解説した。「組織の全ての人が目標を共有し、与えられた役割を全うしていた。優勝というゴールに焦点を合わせて関わり続ける関係ができていた」と話した。

　いわき石川ＪＣ企画

　１日に開かれた講演会は同ＪＣが創立４５周年記念事業として企画し、約１００人が聴講した。白井さんは１９８３年にプロ野球日本ハムにドラフト１位指名されて入団。引退後は同球団で２軍監督やヘッドコーチなどを歴任し、指導者として大谷選手らに関わった。