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デフサッカー日本代表、県内チームと調整 14日にJヴィレッジで開幕

2025/11/09 12:00

デフリンピックのサッカー女子日本代表(右)と競り合う尚志の選手

 日本で初開催の聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京2025デフリンピック」は8日で開幕まで1週間となった。福島市で直前合宿を行っているサッカー男女日本代表は福島市のとうほう・みんなのスタジアムで親善試合を実施。男子はFCプリメーロ福島に1―0で勝利し、女子は尚志高女子サッカー部に0―6で敗れた。

 デフサッカーは、補聴器などを外してプレーするため「音のないサッカー」とも言われる。試合では主審が笛とフラッグを併用し、選手はピッチ上でのコミュニケーションやベンチからの指示は手話やアイコンタクトを通じて意思の疎通を図った。スタンドの観客は聴覚障害のある選手らに身ぶりで伝える「サインエール」で応援を届けた。

 女子の試合は尚志が前半に2得点、後半に4得点を挙げて勝利した。MF橋本侑楽(3年)は「音に頼らない視野の広さや、プレーの選択肢の多さは勉強になった」とうなずく。女子代表のMF高木桜花は「失点の原因を突き詰め、一人一人が足を止めずゴールを狙っていく」と気を引き締めた。

 サッカー競技は14日、Jヴィレッジで開幕する。男子は同日にイギリス、女子は15日にアメリカと対戦する。ともに正午開始予定。

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