福島県警は6日、福島市で捜査嘱託犬の審査会を開き、参加した犬が日頃の訓練の成果を披露した。犯人のにおいで移動経路などを調べる「足跡追及」、複数の布から犯人と同じにおいのする布を探す「臭気選別」の二つの審査が行われた。13日には、範囲内の捜索対象者や遺留品をにおいで見つける「特殊活動(地域捜索)」の審査が行われる。合否は後日発表され、合格した犬は12月1日から1年間活動する予定。
県警によると、現在21頭が嘱託犬として活動している。6日の開会式では、馬場孝二刑事部長が「警察犬は、犯罪の捜査や行方不明者の捜索などに欠かせない存在だ」とあいさつ。日本警察犬協会の伊藤尚本部審査員が「愛犬との訓練の成果を十二分に発揮してほしい」と参加者を激励した。
