小名浜海星高の練習船「福島丸」が7日、約60日の太平洋での航海を終え、いわき市の小名浜港に帰港した。実習に参加した生徒が、出迎えた保護者らに成長した姿を見せた。
福島丸は9月16日に同港を出港。海洋工学科2年生24人、専攻科海洋科1年生7人、同機関科1年生6人の計37人が乗船し、21回におよぶマグロのはえ縄漁に取り組んだ。メバチマグロなど約23トンを漁獲。今後、市内のスーパーなどで販売される予定。
帰港式が同港で行われ、実習生代表の青山李琥(りく)さん(16)=海洋工学科2年=は「一生忘れられない経験。今後の学校生活に生かしていく」と話した。
