いわき市久之浜・大久地区の活性化につなげようと、東日本国際大経済経営学部の学生は20日、旧いわき市海竜の里センターでフィールドワークを行った。施設を見学し、地域づくりの交流拠点を生み出す方法を考えた。
海竜の里センターは1991年に開設。化石の展示などで観光や学習拠点となっていたが、施設の象徴だった観覧車など電動遊具の老朽化や利用者の減少で昨年3月末で閉園した。観覧車とパラトルーパーは10月末に解体工事が終了、現在は民間移譲などに向けた取り組みが進められている。
フィールドワークには三浦健一准教授のゼミで学ぶ3年生10人が参加した。市観光振興課の担当者から施設の歴史や展示物の説明などを受けた後、施設内や周辺を見学し、活用方法を探った。阿部太輔さんは「学生目線でにぎわいにつながるアイデアを考えたい」と話した。元副市長の新妻英正さんら地元住民との意見交換も行った。
