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「信夫三山暁まいり」ルート変更 大わらじ、再び街なか歩く 26年2月開催

2025/12/02 09:35

掛け声を響かせ、大わらじを担ぐ人たち。来年2月の「信夫三山暁まいり」では街中を通過するルートが復活する(資料写真)

 福島県福島市で来年2月21~22日に開かれる「信夫三山暁まいり」の大わらじの練り歩きは、新たに出発地点を同市のまちなか広場とする。新型コロナウイルス禍で一度途絶えた街中の通過を復活させ、羽黒神社まで約3.3キロのコースを歩む。中心市街地からの出発で多くの市民や観光客らに伝統文化に親しんでもらい、行事を広く継承する。

 1日に同市で開かれた信夫三山奉賛会の総会で決めた。暁まいりは江戸時代から300年以上続く羽黒神社の祭礼。長さ約12メートル、幅約1.4メートルの大わらじを奉納し、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全、身体強健などを祈願する。

 かつては大わらじの製作所がある御山地区から飯坂街道、JR福島駅東口周辺など約10キロを巡って奉納していたが、2021~23年は大わらじでの練り歩きを中止。24年に復活したが、信夫山の麓にある駒山公園から羽黒神社を目指す約1.6キロのコースとしていた。

 当日は大わらじ奉納の担ぎ手でつくる「日本一の大わらじを担ぐ会」の会員30人が参加するほか、一般の担ぎ手50人程度を募集している。出発前に駅前通りで大わらじを展示するほか、福島青年会議所主催の「福男福女競争」も開催される。

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