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いわき市長選投票率 全年代で前回下回る、若年層への啓発課題

2025/12/03 09:55

 任期満了に伴い9月7日に行われたいわき市長選の年代別投票率がまとまった。全ての年代で4年前の市長選を下回り、市民の関心の低さが改めて浮き彫りとなった。18歳、19歳の投票率は18歳選挙権が導入された2017年の市長選以降、最も低くなり、若年層への啓発が課題となっている。

 17、21両年と今回の年代別投票率の比較は【グラフ】の通り。今回の選挙で投票率が最も低かったのは20~24歳の20.32%で、19歳の22.19%、25~29歳の24.91%と続いた。特に34歳以下は18歳を除いていずれも3割を下回った。また、投票率を前回と比べると、18歳が11.15ポイント減と最も下落幅が大きくなった。40~44歳(35.69%)は9.31ポイント減、55~59歳(45.53%)は8.29ポイント減などだった。

 市選管は今回、交流サイト(SNS)を使って若年層を中心とした選挙啓発を進めたが、市選管は「若い世代の政治離れや選挙離れは拡大している。中高生への主権者教育の充実など効果的な啓発を検討していく」とした。

 市長選全体の投票率は41.84%。前回と比べて5.84ポイント減少し、過去最低だった。

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