来年3月末の任期満了に伴う福島医大理事長選で、医大は4日、次期理事長予定者を教育・研究担当理事・副学長の鈴木弘行氏(59)に決定したと公示した。学内外の委員6人による理事長選考会議が同日開かれ、全会一致で選出された。任期は来年4月1日から3年。
理事長選は今回から、新たな選考方法を導入。選考会議が選考基準を公表した上で、医大の経営、教育研究両審議会や教職員らの推薦に基づき、理事長候補者として鈴木氏と副学長・県病院事業管理者の挟間章博氏(66)の2人を公示し所信表明演説や面接の結果などを総合的に判断、鈴木氏を理事長予定者に選任した。理事長は学長を兼ねる。
鈴木氏は磐梯町出身。福島医大医学部卒。2011年から医大臓器再生外科学講座教授、16年から呼吸器外科学講座主任教授。19年から3年間は医大病院長として、新型コロナウイルス感染症対応の陣頭指揮を執った。22年から教育・研究担当理事を務めている。
現職の竹之下誠一氏(74)=3期=は来年3月末で退任する。
