千葉県銚子市の銚子漁港で4日、今年初めてサンマが水揚げされた。この日だけで112トンと、過去4年間の合計量を大きく上回った。銚子市漁協によると、例年は10~11月が多く、9月の水揚げは異例。サンマの記録的な不漁が続いてきた港が活気づいた。
漁港では早朝から関係者が慌ただしく作業に当たった。網にたっぷり入ったサンマを船から氷箱に素早く移し、フォークリフトで運んだ。
水揚げしたのは、富山県船籍の漁船で、8月30日~9月1日に北海道東方の公海近辺で漁をした。丸々とした魚体で、1キロ当たり323~402円で取引された。