寄付された母乳(ドナーミルク)を低体重の赤ちゃんに届ける「母乳バンク」を「名称も内容も知っている」という母親は30・4%だったことが4日、育児用品メーカー「ピジョン」の調査で分かった。5年前と比べて16・8ポイント増えた。
東京・日本橋のピジョン本社内にあり、同社が支援する「日本橋母乳バンク」開設5年の記念イベントを4日に開催。調査結果を公表した。運営する日本母乳バンク協会(東京)の水野克己代表理事が講演し「ドナーミルクを必要とする赤ちゃんは今後増える可能性がある。きちんと提供できる体制の整備に国を挙げて取り組んでほしい」と話した。