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林、茂木氏が自民総裁選出馬意向 準備加速、投票方式9日にも決定

2025/09/08 11:03

 自民党の役員会に臨む(左から)森山幹事長、石破首相、菅副総裁=8日午前、東京・永田町の党本部

 自民党の茂木敏充前幹事長は8日、石破茂首相(党総裁)の退陣表明に伴う総裁選に立候補する意向を表明した。国会内で記者団に語った。林芳正官房長官も出馬する方針を固めた。関係者が明らかにした。自民は総裁選への準備を加速。9日にも投票方式を決定する。首相は、現職閣僚による立候補を妨げない考えを示した。「ポスト石破」候補は出馬に必要な推薦人20人の確保に向けて活動を活発化させる。

 茂木氏は記者団に「党や政府でさまざまな経験をした私の全てをささげたい」と強調した。少数与党からの脱却策について改めて記者会見を開き説明するとした。

 林、茂木両氏は昨年の総裁選に出馬。茂木氏は党政調会長や外相を歴任し、岸田前政権で幹事長に就いた。解散した旧茂木派の会長を務めた。ほかに高市早苗前経済安全保障担当相や、小泉進次郎農相、小林鷹之元経済安保相の出馬が取り沙汰されている。

 首相は役員会で辞意を伝達し「全て私の責任だ」と陳謝した。その後、官邸で記者団の取材に応じ、閣内からの総裁選出馬について「妨げる理由は何もない」と述べた。

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