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川辺川ダム計画、地元漁協が容認 国が8億円の補償提示、熊本

2025/09/11 13:18

 川辺川ダム建設に伴う水没予定地周辺。集落は高台の代替地(右)に移転した=2024年4月、熊本県五木村(共同通信社ヘリから)

 洪水対策として国が熊本県の球磨川支流・川辺川に建設を計画する大規模ダムを巡り、地元の球磨川漁協が11日、組合員の賛否を問う臨時総会を熊本県八代市で開いた。採決の結果、国が提示した漁業補償約8億1千万円を受け入れ、建設を容認する方針が決まった。一部の漁師は水質低下への懸念を示していた。

 ダム計画は地元住民らの反対を踏まえ、いったん白紙となったが、九州5県で災害関連死を含め計79人が犠牲になった2020年7月の豪雨を受け、再始動した経緯がある。国は27年度の本体着工、35年度中の完成を目指している。

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