自民党の麻生太郎最高顧問は11日、衆参両院で協議を続ける皇族数確保策の取りまとめに意欲を示した。国会内で開かれた秋篠宮家の長男悠仁さまの成年式を祝う集いで「悠仁親王殿下が皇位を継承されるときにも、お支えする皇族がいるようにしていかなければならない。全力を尽くす」と述べた。麻生氏は党で「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の会長を務める。
立憲民主党の重徳和彦前政調会長は「皇室の伝統を重んじる立場から方策を検討すべきだ」とあいさつ。日本維新の会の藤田文武共同代表は「旧宮家の男系男子を皇族の養子として迎える方策については進めていかなければならない」とのメッセージを寄せた。国民民主党の玉木雄一郎代表は「男系男子で継承されてきた流れを決してゆるがせにしてはならない」と述べた。
自民保守系議員らでつくる超党派議員連盟「日本会議国会議員懇談会」の古屋圭司会長は「男系男子の伝統を守ることが今の世代の大きな責任だ」と語った。