【ワシントン共同】米商務省が17日発表した8月の住宅着工件数(速報、季節調整済み)は年率換算で前月(改定後)より8・5%減の130万7千戸だった。3カ月ぶりのマイナスで、136万5千戸程度と見込んだ市場予想を下回った。
主力の一戸建ては7・0%減の89万戸。集合住宅も大きく減少した。全体の着工件数の前年同月比は6・0%減だった。
地域別では、最大市場の南部が前月比21・0%減。中西部も10・9%減った。一方、西部は30・4%、北東部は9・2%それぞれ増えた。
着工件数の先行指標となる建設許可件数は3・7%減の131万2千戸と市場予想を下回った。5カ月連続のマイナスとなった。前年同月比では11・1%減だった。