愛知県豊田市の豊田工業高等専門学校で今年6月、教員が学生に土下座をさせたことが23日、分かった。同校は「極めて不適切な指導」と認め、ホームページに経緯を記した文書を掲載した。
同校がホームページに掲載した今月20日付の文書によると、6月に実施した実習科目で、教員が学生に「再実験実施の条件」として、土下座を促す発言をした。学生は実際に土下座したという。詳細について調査を進め、厳正に対処するとも表明した。
文書で阿波賀邦夫校長は「学生および保護者の皆さまに多大なるご心配とご不安をおかけした」「再発防止に向け必要な取り組みを行ってまいります」とコメントしている。