名古屋工業大は26日、2026年度入学者から年間授業料を10万7160円引き上げ、64万2960円にすると発表した。2割の値上げとなる。学部、大学院修士課程が対象で、27年度からは博士前期課程にも適用する。物価や人件費の高騰などが要因で、増収分は老朽化した設備の更新や教員ら人材の確保に充てる。
夜間学部も26年度から5万3580円引き上げ、32万1480円の2割値上げとする。編入や転入する学生には28年度から適用する。博士後期課程は据え置く。経済状況が苦しい学生を対象とした減免制度は継続し、増額で生じた差額分も穴埋めする。
値上げによる増収は、30年度末で計5億5千万円を見込んでいる。