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大谷、最終打席まで熾烈な争い 打者専念の昨季上回る55発

2025/09/29 16:44

 マリナーズ戦の7回、55号ソロを放ち、ベンチで迎えられるドジャース・大谷=シアトル(共同)

 ドジャースの大谷は3年連続本塁打王を惜しくも逃したが、打者に専念した昨季を上回る自己最多の55本塁打を放った。過去最多の109四球を選び、打数が昨季より25も少ない中でアーチを量産。この3年間の合計は計153本で、大谷と同じく2年連続50発を記録したヤンキースのジャッジを上回って現役最多だ。

 最終戦の最終打席まで熾烈にタイトルを争った。4月を終え7本塁打にとどまっていたが、5月に自身と球団の月間最多記録を更新する15本を量産。前半戦はナ・リーグトップの32本で折り返した。後半戦はシュワバー(フィリーズ)との一騎打ち。7、8月で24本を打った相手に、9月に入った時点で4本差をつけられたものの、10本塁打を打って巻き返し、あと一歩に迫った。2023年はけがで9月をほぼ棒に振りながら、2位と5本差。24年も後続に15本差をつけたのとは対照的で、追いかける展開でタイトル争いを盛り上げた。

 46号の打球速度は、メジャー8年目で自己最速の120マイル(約193キロ)を記録した。

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