遺棄現場スマホ発見されず、岐阜　内縁夫婦、身元特定遅らせたか

　岐阜県揖斐川町の山中に同県可児市の女性＝当時（３３）＝の遺体を遺棄したとして、岐阜市の立花浩二容疑者（５５）と内縁関係の神原美希容疑者（３５）が再逮捕された事件で、遺棄現場付近でスマートフォンなど女性の所持品が発見されなかったことが３日、捜査関係者への取材で分かった。岐阜中署捜査本部は、両容疑者が持ち帰るなどし、遺体の身元特定を遅らせようとした可能性があるとみて調べる。

　捜査本部によると、女性は接客業野村花織さん。２０２４年１２月１４日夕方以降に行方が分からなくなり、翌日に関係者が行方不明届を提出。今年１月１３日、狩猟中の男性が揖斐川町坂内広瀬の山中で頭の骨を発見した。