福岡県行橋市の工藤政宏市長は3日、記者会見し、8月の記録的大雨で、気象庁が県内に線状降水帯発生の可能性があると予報していることを把握しながら、家族と県外を旅行していたと明らかにした。工藤氏は「職員とは連絡を取り合える態勢だった。不安や憤りを持つ方には申し訳ない。今後、災害時の態勢をより整える」と説明した。
工藤氏は8月9~12日、自家用車や船を利用し、県外にいたという。市の災害対策本部長は、副市長が代理で務めた。市は8月10日、市全域に避難指示を出した。土砂災害や住宅浸水などの被害があったが、人的被害はなかった。