国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月間滞在した宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉飛行士(49)が地球の環境に慣れるためのリハビリを米国で終えて帰国し、3日に東京都内で記者会見した。滞在中は日本人で3人目となる船長を経験。「大役だったが良い仲間に恵まれ、大きな問題もなく務められた。大きな財産になった」と振り返った。
予定した科学実験は米国の補給機トラブルのため一部が中止となったが「与えられた条件(の中)で力を発揮できた」と満足の表情を浮かべた。
米国の有人探査は国際協調で月を目指す「アルテミス計画」に軸足を移す。大西さんも「次はアルテミス計画に参加したい」と意欲を語った。